今日は都ジュニアのU１６女子シングルスの第１日目。有明です。でも有明は家からそれほど遠くなく、高速を使って１時間弱で着くので楽です。それでも昨晩は３時間も寝ていませんが…
会場での朝練を例によって行ったのですが、このコート予約が大変！西村さんが先頭に立って子供達の親と協力して予約をしていますが、まー取れない… それでも粘ってキャンセルを見事獲得してのこのコート、貴重です。でも朝練は１時間で終わり、残りの１時間はルウの知り合いにあげましたけど！この２人は私が出会って来た選手の中で、まー５割くらいは自分で意識を持ってやるので、管理は比較的楽です。他の者は見ていてもやらないですから…
ルウの相手は（失礼ですみません）一応シード。それも１３〜１６という取って付けたような。だからあまり大したことはありませんでした。でもルウの方がもっと大したことがなくて負け… 相手は何となくが年齢的にも仕上がって来ている感じですが、ルウは１２歳以下の栄光のやり方と、高年齢（ハイレベル）のテニスのやり方が混ざって悪戦苦闘。踏み切る勇気がなければ、ある程度で頭打ちが来る今までのやり方で通せばいい。嫌味ですけど、そんな感じでした。ルウも他の者と同じところがあって、私の言うことを軽く捉える。人は常に同じだと慢性化しますが、そんな感じです。ただ、私はこれまで世界のトップまでの沢山の選手に携わって来ており、どうすれば良いのか分かります。これだといつもは適当なことを言っていて、たまに良いことを言った方が伝わるのでは？と思ってしまいます。でも私のやっていることはビジネスではないので駆け引きなど持たず、子供達に良いと思ったことは私の持つものから全てあげたいと思うのですが、それじゃ甘いですかね？
同じコートで次はカコ。昨年のこの大会でルウと同じような目にあった彼女は、最近やるべきようにやれるようになって来ています。そして相手が予選上がりということもあってスコ勝ち。多少ミスもありましたが、このテニスを相手が強くなっても、相手を観察してそれに合ったように組み立てられるかです。彼女はシードですから、関東決めまではそれほど苦戦する相手とはやらないでしょうが。
私は全てにおいて強制しないので、皆様々です。楽しみに来ている者もいれば、言われたらやる者、本気で上を狙っている者がいます。もし私色に染めれば皆ある程度のレベルは約束出来ますが、それは良い意味でも悪い意味でも私には価値を見出せません。皆自分の道を行けばいいです。一度きりの人生ですから。皆それぞれに私はそれに合った付き合い方をします。だから自由で限りなく進め、そうでなければそれなりに出来ます。極論は家庭と本人です。そこをいい加減に私の元へ来れれてもどうにもなりません。どうにかして欲しければ、ある程度まではたどり着かせてもらえる他の場所を選択すればいいです。強制はある程度のことしか起こせませんから、私はしません。
さて、言いたいことを言って次は、ナオミが来てくれたことについて！
彼女というよりは私はお父さんと繋がっています。子供の躾、人と人とのあり方、つまり礼儀が私と考えがとても似ていて親睦を深めています。彼女はアメリカ・ジュニアナショナルチームの一員。でも父親はその環境（ボーイフレンド、化粧、自分勝手、適当など）が子育てにふさわしくなく思い、アジアの純粋に頑張る、相手を尊重する、といったことを子供に学ばせたくて、ナショナルの待遇を蹴り、アジアを拠点にトレーニング、試合を周る形をとっています。彼女はまだ１４歳ですが、既にWTAのポイントを獲得してプロのサーキットを周っています。今回も大阪の１５０００ドルに出るために来日していましたが、その前にノアに寄ってくれました。そして皆さんご存知の通り、デベロップメント、エリートとノアには２つのレベルのプログラムがありますが、彼女はどちらにも参加してくれました。これは正に以前私が 「ナオミに協力はするけど、それをしやすくする分、私の子供達と関わりを持って何かを伝えてくれ！」と言ったことです。表面的だけではないこの親子の目指しているもの、私は全身全霊応援したいです。
でもうちの子供達。「オゥー！」などと英語になっていない外人気取りだけはしていました… それだけか、お前達は…
４月からプレパトリーの子供達が上がって来ます。今までは至れり尽くせりの待遇で、既に私が説明会の時に言ったことについても問い合わせが来ている始末です。一般はお客様です。でもアカデミーは生徒です。これを家庭でも理解してもらえないと、この先困るのですが。ということで私のバトルはこれからもずっと続いて行きます！
ではまた！