皆さんこんにちは!
「先日の事で書くことあるでしょ?ずっとチェックしてるのにまだ上がってない!」と怒られて書いています… 何かの折に書けばいいと思っていたのに…
そうなんです。先日アメリカでの生徒、サニー(日本人でホントはサナエ)が超豪華ゲストを連れて来てくれました!来る前の日、アカデミーの練習中に電話がかかって来て、「サニー!どうした?」日本語で言ってるのに英語で返してくる… 分かった、俺も英語で話せばいいんだろ?… というやり取りがあった翌日、アカデミーに遊びに来てくれました。それも全国の王者、相生学園の元選手でインターハイ3冠(シングルス、ダブルス、団体の全部優勝)のユータ君です。サニーももちろんなかなかの選手で、アメリカの強いディビジョン1の大学でプレーしていました。今はGoogleで働いています!そっちの方がすごい!でももっとすごいのは母親の存在感ですが、それ以上におじいちゃんが昔の日本を代表する選手の1人。加えて父親は宮様のテニスのお相手もした人。アメリカでは家族ぐるみの付き合いをしてもらってました。
だからもちろん私は子供達に前もって伝えておき、早い部の低年齢の子達なんかは、自分達の練習が終わった後も外のベンチに座ってしばらく観ていました。色々参考にしろよ!
サニーは社会人になってちょっとサビ気味。でもやっぱり上手い!彼女の一番の問題だったのは技術ではなくて頭でしたから!うちの奴らと一緒!Googleにも実業団チームがあって、今3部らしいのですが、それに向けて練習しなければならないから来たそうです。
ユータ君は気さくな好青年。2人に練習開始前に「普通にやってすごさを見せてあげて欲しい!」とお願いしてあったので、力強くてすごい!だってうちの奴らに合わせてくれてしまったら、それでなくても大勢なのに、もう2人増えるだけになってしまいますから!彼は高校を卒業してアメリカの、これもディビジョン1の強い大学(バークレー)の選手ですが、今コロナで日本に足止めで、サニーの家にお世話になって、日々あちこちで練習しているそうです。
最初は名前負けしてビビっていたうちの奴らも、やってみると意外にやり合える?打ち負かすこともある?ヒロキなんかサーブの速さでは同じくらい。途中から「何だやれるじゃん!」といきなり勝手に同等にとらえて仲良くなってる… お前らげんきん過ぎだ… だってだからその逆もある訳ですから。相手が凄かったらそれで終了みたいな… でもそれは当たり前。プロにもなれるようにと難しいながら一番良いものを指導しているのですから。
練習を5分前に終わらせて、2人に質問コーナー(パネルディスカッション)をしました。奴らは「もっと打ちたい!」と駄々をこねてましたが、全く相手にしないで開始!だってただボール打ってれば上手くなるんだったら、誰でもプロになれる… 私が考えていた質問はまずサニーに。私が帰国して直ぐの大阪スーパージュニアで、私のアメリカでのボスが中国チームを連れて来ており、その中にサニーもいました。手伝いとしてサニーを含む4人の選手にストレートとクロスの打ち合いを100回やらせてくれとのことでしたが、誰もミスなくバシバシバシとなかなかのペースであっという間に終了。この集中力の凄さを聞き出したかった。「その時のミスなしで打ち合えた秘訣は?」「ボールの高さを考え、常に足を動かす」のようなことを言っていました。つまりそれ以外何も考えないでボールを見て打つ訳です。言うのは簡単ですが、やるのは?特にうちの奴らには… だからその質問を!ユータ君には彼は高校時代、戦績的に敵なしだった訳ですが、私も知ってますが、インターハイでベスト16くらいであれば、彼よりもすごいショットを持っている者も多々います。それでも勝ち切れたその要因は?というものでした。その答えは簡略化しますが「自分を知ってそれを活かし、相手を知って上手くやり合う!」といったものでした。いつも見えないところもメチャクチャ大事だ!と色々伝えてきてるのですが、奴らは「へっ!」という感じで、真面目に向き合ってこなかったので、今のレベルにいる訳ですが、今回の結果を出した者の言ったことで、少しは改心してくれたらと思います。全く…
今回の奴等への一番のプレゼントは、この最後の5分間だったのですが、どれだけ伝わっているかは限りなく怪しいです… だって奴らですから… でも私としてはユータ君が天才ではなく秀才、つまりやれば同じようになれることを感じさせれたことは、しばらくの間は奴らの原動力になるでしょう。それでも奴らは直ぐに忘れますから、また新たな刺激を見付けなければまらない… 面倒臭い…
そういえばサニー、お前のことが少なくてゴメン!だってあまり特筆することがないんだもん!ハハハ!
まー最近になって、やっと練習試合やこの訪問から、みんなが成長し始めている感じがしますので、今回はそれに免じて愚痴はこれくらいにするとしましょう!本当はただ早くこのブログを終わらせたいだけですが!
ちなみにサニー母は、ノアフロントで「ケンジいますか?」と言います… 私はダチなのでしょう…
では!