頑張っている選手たち

アカデミー国分寺

夏休みには平日、土日かまわず試合が沢山あります。子供達は日頃の取り組みを試す為に3~5くらいの大会に出場しています。
未だに子供達の中には ”何回戦まで行った! 4-6で負けた!” と報告して来る者もいますが、私はいつもそれに ”それはお前の問題だ、どのようにプレーできた出来なかったかを報告しろ!” と報告を訂正させられます。
そうです、テニスという相手がいる競技では、自分がどれだけ調子が悪くても相手が下手であれば勝てるし、その逆もあるのです。ですからスコアやラウンド数よりも、どれだけ成長した自分で試合に望めているか、また練習時と異なる雰囲気で今までどれだけ積み上げたものが出せるか、また課題発見という今後に役立つ成果(確認・認識)のほうが大事に思います。
昨日三芳グランドサマーという大会があり長谷川琳香が準優勝しました。これに対しても私は親とその結果を喜ぶというよりは、出来ていたことの確認、そして今後の課題に対してこれからの取り組み方を確認し合いました。
こんな感じです。”サーブは成果が出ていてファーストではポイントに繋がるように打てており、セカンドは安定していました。でも途中で自分からプレーを崩してしまったり、取り戻したりがありました。” ⇒(サーブの件省略) ”まだお嬢様なのですね。ではもっと手荒くやらせてもらいましょう。” ⇒ ”お願します。” という感じです。
ときに選手がいい結果を出してくれると、嬉しい半面 ”自分はこの子を小さくまとめていないかな?” と不安になる事があります。特に低年齢では無難なこと、簡単な事をやらせればある程度は勝ててしまいますから。でも子供がそれに味を占めてしまうと、それからの取り組みが保守的になってしまうので良くありません。
どうやら彼女は将来を見据えた豪快なプレーをしてたようで安心しましたが。
ところでこれは育成ではないのですが、私の一般のクラスにA級女子というのがあります。とにかく上手い女性たちなわけですが、先日北海道選手権で優勝し、全日本出場を確定したと報告がありました。この方は身体能力が高く、技術もしっかりしており逞しいのですが、考え方・思い方の整理の問題で実力を十分出し切れないことがしばしばあったそうです。ですからその方への私の指導は主にその内面的なこと。 ”え!一般の人にもそんなことやるの?!” もちろん!だってテニスは人間がやるのですから!
昔から心技体と言われています。これは心、体が整ってこそ技が栄えるということです。
ですからポールを打たせることと平行して、私の説教(叱るばかりじゃありませんけど!)、体力づくりもしっかりやっています。こうやって今は可愛い子達ですが、そのうち彼らもとても立派になって、私は肩身が狭い思いをさせられることになって行くことでしょう!
さあ熱いけど、これからも力強く頑張って行こう!

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