関東ジュニア in 白子 まとめ

アカデミー国分寺

今日(20日)はルウが14歳以下女子のダブルスのセミファイナルを戦います。

まだ子供達の夏は関東中学生大会、全日本ジュニア、全日本中学生大会と続きますが、ここで少し、これまでを振り返って話をしたいと思います。

やはり我々の活動自体の全てがドラマなのですが、今回の大会ではそのドラマの中に2つほどハイライトがありました。

ひとつはこのアカデミーを始めて5年経ちますが、やっと全日本ジュニアに出場する選手が出たことです。やはりテニスを頑張る全ての選手たちが集う都県大会、そしてそこから勝ち上がった関東大会はレベルが高く、本当に強い者が勝ちますし、皆がそこに焦点を置いて日々頑張っています。だからこそこれらを勝ち上がるということはとても大変で、それを達成したことは凄いことだと思います。そしてルウの場合、この年齢から全国のレベルに顔を出しておくことは、今後の全日本決めや全日本出場の時に変なプレッシャーがかからなくなります。つまり実力を出しやすくなります。今回は幸いパートナーがいて1人で乗り切る必要がなかったので、何となく!という感じだったでしょうが、意識的なものは既に全国組になります。これが大きい!

もう一つは、少し前から改心してテニス中心の生活を送り、ジュニア最後の大会に臨んだが、あとわずかに至らず目標であった全日本出場を逃したアズミのことです。ただこれはその逃したことがポイントなのではなく、最後まで選手生活をやり切ったところです。何せ才能はあるのに考え方、やり方全てが当初はいい加減。やりたいことだけやる、といった感じで数年前に私とスタート。でも本人潜在的なところは意外にまとも。これは何とかなるかな?どうにかしてやりたいな!と思い、一緒に始めたのを思い出します。彼女の昔を知る者なら本当に驚くくらい変わりっぷりで頑張り始めました。それでも、どうしても自分を信じ切ることが出来ないままで最後の試合となり、結果、相手をやっつけて全日本出場!は叶いませんでした。でもその結果より価値のあることとして、上記したようにまず最後までやり切ったということです。特に女子は男子と比べて嗜好が変わることが多く、やり切るということが起きにくいです。私感ですが、だから社会では男子の活躍が多いのだと思います(勿論結婚、子供ができる等のやむを得ない事情も多いのは事実です)。当たり前ですけど、男子でやり切れない者ということでは話になりませんが。とにかくやり切ると後で何かが見えて来ます。そしてこれから物事に取り組む時への自信が付きます。また成功、失敗から学び、似たような事柄では次に活かせます。でも何よりテニスはその人自身(全部)が優れていなければならないので、色々なことを学び、訓練できて、ひとまわりもふたまわりも大きくなった自分を獲得できます。奴も人としてもとても成長しました。勿論試合は勝てれば良かったのですが、負けても本当に悔しい負けをした者はそれをバネに力を発揮して行きます。だから私も自信をもって日々子供たちに真剣にテニスを勧め取り組ませているのです。それが勝ちだけが良いのであれば、怖くて人様の子供をこの道に歩ませることなど出来ません。

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もうすぐ関東中学生大会が始まります。今年の出場者はカコとルウです。さー、奴らはどんなドラマを見せてくれるのでしょうか!

 

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