欲しいものを得る姿勢

アカデミー国分寺

一昨日、昨日と子供たちの「欲しいものを得る姿勢」に気になることがありました。
私の中で当たり前のこととして、何か欲しいものがあれば、自らが手を伸ばすのだということがあります。自らが行動に出る分、得れる可能性が高くなりますし、そのための努力、工夫と突き進む力、創造性が豊かになります。また、ダメなら次へと直ぐに転換しますから、無駄な時間がかからず能率的でもあります。
一昨日は最近入った生徒に、誰と組みたいかをある練習のときに選ばせたのですが、「誰でもいい、選べない」と言い続け、そのままレッスンの残り15分が他の生徒を含めて皆で、私が何をそこまでこだわるのかを考える時間になってしまいました。
昨日は、我らの力強い助っ人が来てくれる日で、彼女のボールを受ける、プレーの仕方を見る、打ち方を見るなど、良いこと盛り沢山の練習なのです。でも子供たちはボールを打っていないときに、ピーチク パーチク喋ってばかり。彼女の凄いところを何にも見ていません。
テニスに限ったことではなく、欲しいものには手を差し伸べる(人に迷惑がかからない限り)。良いものは率先して真似したり、取り入れる努力をするべきです。待っていては何も起きません(外国では絶対に)。
確かに現代の社会(特に日本)は、平和で何でもあり(あり過ぎかもしれない)、親切で(親切過ぎ)、のんびりしてても誰かが助けてくれ(自分からしなくてもいい!?)、一つのことが嫌になっても他に選べるものが沢山あるので、一つのことに一生懸命にならなくても平気です。先進国が国際競技で弱くなっているは、ひとつの理由にそれがあると思うのですが。
この文化で育って来ている子供たち。だから私も、なぜ子供たちがそうなのか分かるのですが、のんびり屋さん、自分から踏み出せない人では、良いテニスプレーヤーにはなれません。
このアカデミーすべての子供達に、もっと貪欲になって欲しいものです。
気分を変えて、明日はとあるクラブと練習試合をします。どんな試合をしてくれるのか楽しみです!

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