今日、再び大井ファミリーテニスクラブと練習試合をして来ました。
今回ノアからは13名の参加。若干3名が都合が付かなかっただけです。
そして皆さんもご承知の通り、すごい風!でも私は子供たちが、どのように考えプレーして行くか、どれだけ辛抱できるかが楽しみでした。
プレーに関しては、相手に対して考える前に、自分のショットが入ることをまず確保し、その上で相手を攻撃したり、相手の攻撃をしのがなければなりません。またショットを全体的に入れやすくする分、相手もそれを返しやすく、なかなか決まらないので、我慢する必要があります。
事前にミーティングでそのことを伝えたのですが、試合が始まってみると皆いつもとやることが同じ。ボールが低く、スピンが利いていない。ノアの子供たちはしっかりスイングするので、スピンが甘いと皆すっ飛んで行く。だからといってもっと低く打って、それでネットしているのですから、頭が痛くなります。
ポジションにしても風上のコートにいて、再三短いボールが来ているのに、毎回いつもと同じところからスタートして、その短いボールにあたふたしている。
それと普段から気になっていることですが、相手から遠いところへばかり打つ。相手に堂々と打って行くことは滅多にありません。まるで自分のボールを触れられるのが怖いようです。もちろん決めを焦っているのですが。だから相手が体勢良い状態からスタートできるときには、ボールは必ず返して来ますし、また次のショットがオープンコートへだと分かっているので、相手もそれほど難しく思いません。
私は子供たちの現レベルを見て、まだ勝ち負けにこだわるのは早過ぎると思います。だって、まだまだ全てが疎かだからです。これを勘違いして欲しくないのですが、負けてもいいと思って(最初から言い訳して)やれということではないことです。やっているときには自分の持っているものを最高に利かして、また使い方を駆使して、そして根性入れて勝ちに行くのです。でも終わったら、数字の進行や結末を考えたり、私に報告するのではなく、自分のプレーを振り返って成長への肥やしにするのです。
親もそうです。何が起きていたかに着目しないで、勝った負けた、スコアがいくつだったと、何も責任がない野球やサッカーなどの試合観戦を楽しむような捕らえ方をしていては、子供たちは成長しません。
でも何事も機会を得られれば、そこから改善が始まります。今回の練習試合もそうでした。はっきり伝え、しっかり理解してもらい、少しは姿勢が変わってもらえればと思います。
最後に集中力の短さも課題です。休み時間もしっかりあったのに、3試合目には集中できず、勝手にプレーがおかしくなっている。大会では強い者ほど沢山試合をするのですから、もっと集中できなくてはならず要改善です。
誇るものも多くありました。何よりも、個々のその技術をもっと充実させれば、後はそのまま行けばいい、というようになって来ています。そして体力も着々と付いて来ています。頭と心も少しずつ成長して来ていますし、これから個人差の元、今まで以上の結果を出し始めることでしょう。