先週金曜日はAのメンバー全員が揃うので、総当たり戦をやりました。
これには幾つかの目的があり、
1、普段の練習に変化を付けてマンネリを解消
2、試合前の試合形式練習の充実
3、真剣な戦いの中、子供達がどのような戦い方をするかを観察する
特に3、に関しては「優勝者は来週の練習を全部Bでやらせる」と言ってあったので、優勝狙いだけでなく、このグループ内での地位のようなものが見えてくるこ とから、各自一点、一試合に真剣そのもの!
全体的に見て嬉しかったのは、皆が普段通りのやり方で戦っていたことです。でなければ普段私の指導していることの意味がなくなりますが。
中には調子が悪くて得点につながらなかった者、ビビって打ち切れていなかった者もいました。でもそれ以上に、打算的に「こうやれば、こいつらは点をくれる」 というプレーをしているのが一人。普段もっと力強いいいプレーをするのに残念でした。親と話してみるとやはり、かなりプレッシャーのかかる導き方をしているようです。私なりにできるだけの話はしましたが、これからその子に対する接し方がどれだけ前向きなものになるか期待です。誰もが焦ることはありますが、すぐ 我にかえって我慢しなければいけません。育成は私も子供も、そして親も我慢できなければ失格です。
この育成は余程先天的に優れていない限り、地道な取り組みです。別にだからといってチャンスがないわけでもありません。ですが、時計のように規則正しいスピ ードで上達はして行きません。大体やり方は2通りで、一つは初めからミスらせないようにまつめて勝たせるやり方。これは尻つぼみ型で私が最も嫌なやり方です 。先にスピーディーに進み、後にスローダウンします。もう一つはしっかり準備させて後で勝負をかける末広がり型。初めはノロノロと、後でグーンと加速します 。やりたいこと、やるべきことをしっかり身に付けないで勝負しても何ができますか?が私のやり方です。
結局その子も点を取りに行くやり方で上位になったのですが、トップは取れませんでした。これはその子に限らず大体いつでもそうなります。そして戦うレベルが 高くなるほど、おこぼれはあまり期待できなくなり、より低いところで、それより低いレベルの者には絶対負けないという安定感だけになります。
さて来週、あっもう今週ですね!その子はどうBの中で練習をするのか、そして周りはそれをどう捉えるのかを観察するのが楽しみです。先週はウィルス性胃腸炎 にかかり、ノロウィルス感染以来の辛い体験をし、皆さんに迷惑をかけてしまいました。でももう大丈夫です。これから先週の分を挽回しないと!
それにしてもひどいメールばかり届きました。「誰も心配してないよー!」とか「夏風邪はバカが引くんですよねー!」に続けて「あっ、夏風邪じゃなくて鬼の霍乱!」など、全く私の指導が行き届いていない証拠です!
いつもこのような題材はあるのですが、時間が!!ということで、また!